僕が今までインタビューさせていただいた人は、ほぼ全て、自身の仕事で収益を上げている人もしくは事業体のリーダーとして真剣に物事に取り組んでいる人だ。だからこそ僕は惹かれたのだ。最近インタビューさせていただいたユナイテッドピープルの関根さんや、かなり前だがマザーハウスの山口さんにしても、ただ理想を掲げるだけでなく、事業を通じてより良い世界を築こうと汗や涙を
流しているからこそ、僕は惹かれたのだ。
そう考えて、ハタと気がついた。「オレなんか誰も取り上げてくれるわけが
ない」と。
僕は今まで、無謀にも大手メディアにメールを送り、My Eyes Tokyoを取材してほしいとお願いしてきた。My Eyes Tokyoの存在を少しでも広めて、それを事業化への足がかりにしようとしていた。
でも取材する側にとっては、順番は逆だ。事業化というリスクを負ってまでMy Eyes Tokyoをやっているのであれば、取材側にとって応援の余地はあるかもしれないが、リスクを負わないでやっている限りは単なる趣味でしかない。
いくら僕が「この活動には意義があるんだ!」と言い張っても、趣味でやって
いては真剣味にかける。
仮に僕と同じようなことをしている人がいて、しかもその人が僕と同じように
リスクを負わないでやっているのなら、僕だって関心を抱かないかもしれない。「所詮は自己満足だね」と。
「失敗しても、日本だったら死ぬことも殺されることもないだろう」そう関根
さんはインタビューで言っていた。
そうだよな。
オレには守るべきものなんてない。
やりたいこと、やってみたいことが目の前にある。
思い上がっていた気持ちを、今日を機に捨てます。





